| †煙景† |
遠い遠い昔から 繰り返される 桃色の吹雪の中で 思い出すのは 遠い遠い昔・・・ もう 霞がかかっているね 一体この吹雪はいくつめだったろうかと 年老いた指を繰るのだけれど 数えている途中でいつも つい ほんわりとあくびをしてしまってね 一体この指は いくつめの指だったろうかと 頭にまで霞がかかってしまって 結局 次の吹雪がやって来るまで おあずけにしてしまう そのうちに すっかり霞だらけになってしまって この桃色も あの霞と区別がつかなくなるんだね そうしたら もう指を繰って悩む必要もなくなるね 遠い遠い昔から繰り返される 桃色の吹雪の中で・・・・・ |