Sorry, your browser doesn't support Java. † 垢 〜く〜†
とぎすまされたナイフのように微笑んで
胸に突き刺さるような澄んだ水のように愛を語り
しなやかな黒猫のような身のこなしで
彼女は人々の間をすり抜けていく・・・

誰も彼女の足跡を見たことがなく
彼女の移り香さえも知らない

みんな夢中で彼女を追いかけるけど
いつも肩を落として帰ってくる

私は見た
暗闇に彼女が一人うずくまり
上手に垢(く)の衣をたたんでは
一枚ずつそっと闇の湖に沈めているのを・・・
その時の彼女の顔が夜毎にやつれていくのを・・・

そして私は知っている
脱いでも脱いでもまとわりついてくる垢(く)の衣に
いつか彼女はがんじがらめになって
闇の湖の底へ一緒に沈んでいってしまうのを・・・

それでも人々は何も気づかずに追い続けるのだろう
彼女に似た誰かを・・・
BGM by SC arrange
all GraphicImage &Poem